真梨幸子氏著書 2冊
イヤミス(読んだ後にイヤな後味が残るミステリー)作家の代表の
真梨氏の本を続けて2冊読みました。
初めて読んだ作品が『殺人鬼フジコの衝動』で
あまりの衝撃で3日間眠るとうなされました・・・ホント・・・
それでも次々と手を出して読んでしまいます。
『深く深く、砂に埋めて』はミステリーと言うより
一人の女性の愛の物語。
何かが大きく欠落している主人公だけど
まっすぐで正直な生き方は羨ましい。
だからこそラストは悲しく切なく胸にきました。
『パリ警察1968』はまさしくイヤミス作品でした。
以前見た映画「パフューム」を思い出してしまうような情景のストーリー。
”エッ!?”と思わせるラストで最後までじっくりと堪能できました。
多く書かれている藤本ひとみ氏が好きでほとんど読んでいますが
同じようでやはりまったく違う作品でした。
きっとまた新しい本を見つけると手に取らずにはいられません。